- Helix/HXシリーズの違いがわかりにくい
- どの機種が一番お得?
- どれを選ぶべきかわからない
現在Line 6からHelix/HXシリーズは派生系やプラグインも含めると9種類もあって、名称のみだとそれぞれ一体どこが違うのかよくわかりませんよね。
このHelixたちは見た目通りの大きさや機能は結構違うんですが、音質自体は殆ど全て一緒です。
ん?じゃあ小さいのでええやん。
と思うかもしれませんが状況によって使える機能や操作性などが結構違います。
自分が欲しい用途と予算にに合わせた選び方ができるのでぜひ楽しく悩んでみてください!
【2022年2月28日まで】Cubase ElementsとHelix Nativeが無償になるキャンペーン中!
期間中に対象のHelix製品を購入するとDAW「Cubase Elements」とソフトアンプシミュレーター「Helix Native」が無償提供されます。
対象製品:Helix Rack、Helix Floor、Helix LT、Helix Control
詳細は公式サイトにて。
Line 6 Helix/HXシリーズそれぞれの違い
機能・性能についての一覧は以下の通り。
名称 | Helix Floor |
Helix Rack |
Helix LT |
HX Stomp XL |
HX Stomp |
HX Effects |
POD Go |
---|---|---|---|---|---|---|---|
価格 | ¥173,800 | ¥140,500 | ¥120,800 | ¥98,900 | ¥69,900 | ¥68,800 | ¥55,000 |
搭載DSP | Dual | Dual | Dual | Single | Single | Single | Single |
大きさ(mm) | 560×301×91 | 483×241×133 | 530×301×92 | 316×120×68 | 178×126×66 | 274×199×71 | 230×359×88 |
重量(kg) | 6.6 | 4.2 | 5.4 | 1.5 | 0.79 | 2.22 | 2.5 |
最大同時エフェクト数 | 32 | 32 | 32 | 8 | 8 | 9 | 10 |
エフェクトループ | 4×センド,4×リターン | 4×センド,4×リターン | 2×センド,2×リターン | 1×センド,2×リターン | 1×センド,2×リターン | 2×センド,2×リターン | 1×センド,1×リターン |
フットスイッチ | 12+EXP | – | 12+EXP | 8 | 3 | 8 | 8 |
スナップショット | 8 | 8 | 8 | 4 | 3 | 4 | 4 |
ルーパー | モノ 60秒 / ステレオ 30秒 | モノ 60秒 / ステレオ 30秒 | モノ 60秒 / ステレオ 30秒 | モノ 60秒 / ステレオ 30秒 | モノ 60秒 / ステレオ 30秒 | モノ 60秒 / ステレオ 30秒 | モノ 40秒 / ステレオ 20秒 |
HX Edit | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | × |
XLR イン | マイクプリ(ファンタム電源付) | マイクプリ(ファンタム電源付) | × | × | × | × | × |
XLR アウト | メインL/R | メインL/R | メインL/R | × | × | × | × |
POD GoはHelix/HXシリーズの機能のほとんどを継承していて音質もあまり変わりませんが、エフェクトのブロックの配置や音色数が制限されていてPC上でのエディターも違うので注意が必要です。
またXLRインが使用できるのはFloorとRackのみになります。
Helix Rack
Helix Floorと並んですべての機能を兼ね備えた最上位グレードです。
主にラック特有の高音質なシステムを組みたい方向けで頑丈な作りになっています。
Helix Controlという専用のフットスイッチを使用することでフロアタイプと同等の操作が可能になります。
ラック式ならアナログコンプやEQなどと組み合わせやすくレコーディングに最適!
Helix Floor
Helix Rackと同様の性能を持つフロアタイプの最上位グレード。
フットスイッチにディスプレイが付いてるためセットしたエフェクトやスナップショットがわかりやすくステージに特化していて、ライブ・レコーディング共に最高の操作性とサウンドが得られます。
シリーズの中で最も重い(6.6kg)ですが、その分頑丈で高級感のあるところが魅力的。
あらゆる場面で高品質なサウンドを求めている人におすすめ!
Helix LT
Helix Floorよりも持ち運びに特化した軽量版で6.6kg→5.4kgの軽量化に加え、センドリターンの数やフットスイッチのディスプレイなどの機能が削除されています。
Floorとほとんど用途も性能も変わらないのに価格はFloorよりも5万も安いため、ハードアンプシミュレーターの中では最もコスパが良く非常に評判が良いです。
ただし、Helix LT以降の下位グレードにはマイクインがないので注意が必要です。
完成度が高すぎて今や色んなメーカーに真似されまくった名機と化してます。
FloorとLTはどちらも意外と重いので持ち運びの際には専用のソフトケースをおすすめします。
HX Stomp
LTよりもさらにコンパクトになりエフェクターボードにも組み込みやすく、より気軽に持ち運べるようになったのがHX Stompです。
DSPがシングルになったので同時に使用できるエフェクト数は減りましたが、これだけ小さいのに使える種類も音質も上位グレードと同じという驚異の性能を持っています。
これ1つで非常に小回りが利くので、荷物をできるだけ少なくしたい人や小規模なステージでの演奏が多い方に非常におすすめです。
これも人気すぎて例のごとく各メーカーによく真似されてます。
HX Stomp XL
HX Stompにフットスイッチを追加して操作性の弱点を補ったのがHX Stomp XLです。
性能はStompとほぼ同じですが、用途に合わせてエフェクターボードにより組み込みやすいサイズになりスナップショット数も拡張されました。
入出力端子は全て上からになっているのでStompよりもケーブル配線がすっきりしやすいという特徴があります。
痒い所に手が届く優れもの!
HX Effects
Helixシリーズからアンプモデリングをなくしてマルチエフェクターとして特化させたのがHX Effectsです。
Helixシリーズはアンプのモデリングだけでなくコンパクトエフェクターの様々な名機のモデリングの質も非常に高く、今持っているほとんどコンパクトエフェクターが必要なくなるぐらいクオリティが高いです。
真空管アンプと組み合わせたり、エフェクターボードに組み込んだり、機能性の高いスイッチャーとしても活用したい方におすすめです。
お気に入りのアンプがある人はこれが最強。
POD Go
Helix/HXシリーズの操作性や音質を継承しつつコストを抑えたのがPOD Goです。
Helix/HXシリーズとの大きな違いは以下のとおり。
- アンプやエフェクトの繋ぎ順は部分的にのみ変えられる
- アンプ、エフェクトモデル数は厳選されている
- エンジンやエディットツールが違う(Helix Nativeが割引されない)
- MIDIコントロールができない
一部制限があるとしてもIR機能やアンプモデリングも搭載されていてHelix/HXとほぼ同等の機能性があるのに5万円代というのはかなりコスパが良いです。
このサイズ感でこの機能性は便利すぎる。
さらに便利なワイヤレスレシーバーを搭載したモデルもあります。
【2021年12月31日まで】POD Go ショルダーバッグプレゼントキャンペーン中!
期間中に「POD Go」「POD Go Wireless」を購入すると純正バッグが貰えるキャンペーンが開催中です。
通常だと税込8,800円で別途購入しないといけないので超お得。
詳しくは公式サイトにて。
Helix Native
Helix/HXシリーズのような実機のアンプシミュレーターを”ハード”アンプシミュレーターと呼びますが、Helix NativeはPC上で動作する”ソフト”アンプシミュレーターです。
基本的にはDAWで使用するため録音した音が気に入らないとき気軽に音色を変更したり緻密な音作りしたりすることができます。
ただしソフト版はレイテンシー(演奏時の遅延)がオーディオインターフェースに大きく依存するためレイテンシーが気になる方はハードのほうがおすすめです。
Helix/HXシリーズを持っていれば通常価格$399.99(約4万円)が$99.99(約1万円)で買える!
Line6公式サイトから15日間の無料トライアルができるので、ぜひ試してみてください。
最もおすすめの機種は「Helix LT」
Helix LTはHelix/HXシリーズの中でほぼ全ての機能を兼ね備えていてライブ・レコーディングなどあらゆる場面で活躍できます。
同クラスの他社のアンプシミュレーターと比較しても遜色なくコスパが良く、定期アップデートで音質向上やエフェクト追加などサポートも充実しています。
実際に3年ほど使用して今でも現役ですが、こんなにも実機に近い高音質なアンプ、キャビネット、マイク、エフェクトを自由にどこでも使えてたった10万円程度なのは本当に破格だと思います。
元々真空管大好きアナログ派だけどプリアンプとしてアンプヘッドのリターンに挿して使えばもはやほぼ実機。
サイズが大きめなので音途切れのないバンク切り替えである「スナップショット」やエクスプレッションペダルでのパラメーター変更を最大限に活かすことができます。
唯一の欠点はマイクインがないのでマイクを通してのエフェクトやレコーディングなどができないというぐらいです。
持ち運びを優先するなら「HX Stomp」
Helix LTはハードケースやエフェクターボードに入れると結構重さがあり、小さなステージなどで使おうと思うと正直少し持ち運びにくいです。
荷物を軽量化したい人には自分のエフェクターボードやお気に入りの機材の状況に合わせてHX StompやHX Effectsといったシリーズをおすすめします。
これ1つだけで圧倒的即戦力と汎用性があるので、悩んだらとりあえずこれを選んでおいて間違いないぐらい優秀です。
まとめ:用途に合わせて選ぼう
Helix/HXシリーズは他の同クラスのハイエンドアンプシミュレーターと比べても音質も機能も負けず劣らないうえに様々な用途に合わせた選び方ができて、本当にユーザー目線の良いブランドだと思います。
キャンペーンも定期的にやっているのでぜひ公式サイトもチェックしてみてください!
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