・バンドで売れたい、飯を食いたい
・好きな音楽をみんなに伝えたい
・どうやったらお客さんが増えるの??
いつまでもこういった悩みを抱えて何年もスタジオで同じルーティンを繰り返しているような人は絶対に売れません。
何度もライブに出るだけで有名になれるバンドは本当に運がいいバンドだけです。
そして本当に運がいいバンドは既に実力も人に好かれる音楽性も確立されています。
何度もスタジオで練習を重ね、ライブハウスに友人知人を呼んでノルマをこなすのが精いっぱいのバンドがずっとそのまま同じこと続けても何も変わることはありません。
それは僕自身何年もそんな状態だったからこそわかります。
僕が加入していたバンドはオーディションで特別賞受賞経験もあり、ワンマンライブでは100人以上動員しました。
しかし、事務所やレーベルなどから話は何もきませんでした。
先輩のバンドはメジャーデビューをしましたが、デビュー時以来大きな話題になったことはありません。
神聖かまってちゃんなど有名なのに経済的な理由で脱退したメジャーアーティストなど何人もいます。
それでも売れたいバンドマンのために向かい風のこれからの時代に合った
「売れるためのきっかけになるアイデア」を紹介したいと思います。
- バンドが売れるためのアイデアを知ることができる
- 失敗した元バンドマンの体験談から学べる
- バンドのプロデュース力が身につく
コンテストやオーディションに出場する
オーディションで特別賞貰って何もなかったのに勧めるのもなんですが、メジャーデビューする目標がある人には最も可能性のあるきっかけです。
- Eggs:インディーズアーティストを応援しているサイト
- SonyMusic:超有名どころ。随時オーディション募集中。
- ビクターミュージック:こちらも有名。随時オーディション募集中。
他にもたくさんあると思いますので定期的にチェックしましょう。
最も成功例のあるきっかけ
最近のアーティストだとOfficial髭男dismやあいみょんなど数多くのアーティストが大会やオーディション等で結果を残しています。
結果的に音楽関係者と繋がるには見込んでもらうための運が必要ですが、とにかく行動をして売れる可能性を高めるにはオーディションやコンテストなどの大会にエントリーすべきです。
デモ音源やMVを作る
事務所・レーベルにアピールする際には質の高い音源やMVがあった方がわかりやすく有利です。
最近では個人でDAWを使って作曲・MIXができる人が多くなってきたので、普通に録音したものだと質が低く落選してしまう可能性があります。
デモ音源は可能であればしっかりとレコーディングしたものや、MIX・マスタリングで処理したものを使用しましょう。
MVは費用がかかりますが、ファンにとっても世界観が伝わりやすいのでぜひ作っておきたいです。
ライブハウスにコネを作る
「次はいつ頃出れる?」とかお世辞で「一番輝いてたよ!」とか言われてるだけでは何も起きずに搾取されるだけです。
友人・知人を呼んでノルマをこなすことを目標にするのはやめましょう。
来てくれているお客さんを喜ばせるのはもちろんですが、一番気に入られるべきはライブハウスの人です。
事務所・レーベル等に繋がりやすい
ライブハウスの人に気に入ってもらえれば知名度の高いアーティストや有名アーティストのオープニングアクトとしてブッキングしてもらうことができます。
知名度が高くお客さんを多く入れているバンドのライブには音楽関係者の出入りもあるので、そこでアピールできるレベルまで到達しないといけません。
それには技術はもちろんライブハウスの人の好み、箱の雰囲気に合った音楽を目指した方が良いです。
ライブハウスごとに主なジャンルが分かれているのでライブハウスの人からどれだけリサーチするかがカギになります。
コミュニケーションが大切
良くライブイベントには打ち上げがあったりしますが、積極的に参加して人脈を広げた方が良いです。
最近の若者はお酒が飲めないし、付き合いが嫌だという人が多いと思いますが音楽業界でうまくやるには繋がりが一番大事です。
コネです。
僕もコミュ障で人付き合いをバンドメンバーに任せていたので気持ちはわかりますが、ブッキングや大きな話を持ってきてくれるのはそういった営業や付き合いができていたメンバーのおかげでした。
ただし、内輪の関係を利用して活動の時間を奪う人とは関わらない方がいいです。
付き合いを利用して自分の利益しか考えていない人もいるので気を付けて下さい。
ネットでの活動を軸にする
現代においてネットでの集客は常識です。
特にコロナ禍でライブハウスでのライブはかなり厳しく、アーティストは無観客ライブやネット配信等での活動が中心となる流れになりつつあります。
ネットの活動に参入する人が増えたのでさらに競争が激しくなっているので、ネット集客の技術を学んでいくことが最も大切です。
- フライヤーを配る、貼ってもらう
- 路上ライブで聴いてもらう
- 友人・知人に人を呼んできてもらう
- 人とのつながりで来てもらう
- MVやイベントをSNSや広告で拡散して認知してもらう
- ストリーミング配信で聴いてもらう
- SNS告知・ライブ配信で見てもらう
- Webマーケティングで集客
今はバンドの活動形態がどうなるかあらゆる人が模索している中、ネットの活動は勢いを増しているのでネット集客の仕組みは取り入れておきましょう。
ネットから有名になった例
最近の有名なアーティストでは米津玄師やヨルシカ・YOASOBIなど
ボカロ曲・歌ってみた等のネット中心の活動から生まれたアーティストもいます。
バンド形態でネットから有名になった例はあまり見ませんが、ネットでは特に歌詞・世界観が伝わりやすいという印象があるのでこういった音楽の方向性を目指すことも売れるきっかけになりやすいです。
SNSも活用する
Facebook、Twitter、Instagramなど
それぞれの特徴とユーザーの年齢層を考えつつ発信することが大切です。
どのSNSでも頻繁に更新しなかったり、ファンとの交流が少ないと認知度は全く上がりません。
見ている人がどういう投稿を求めているかを考えてたくさん情報発信し続けないとお客さんは増えません。
本気で集客したければバンドメンバーの誰か一人はSNSマーケティングについて学んでおきましょう。
楽器以外の役割を持つ
事務所に所属するアーティストにはマネージャー、プロデューサーが付いていて
宣伝・営業・レコーディング・MIX・マスタリング・MV撮影・Webサイト管理・SNS管理・ビジュアルデザイン・メイクアップ・ロゴデザイン・ポスターデザインなど
全部やってくれます。
一方インディーズアーティストはこれら全て自分達でしないといけません。
目的がメジャーデビューではなく本気でファンを増やす方向だと上記のような役割を自分達でやるか外注が必要です。
全てできるような人がいるわけないので当然外注になると思いますが、お金がかかってくるので売れるためには資金が必要になってきます。
なのでこれら自分達のブランディングをうまくやりくりするために各メンバー何かの役割を持っていないと破産します。
マーケティングが最も大切
最も低コストであったほうが良いおすすめの役割はマーケティング(販売戦略)ができる人です。
どうすればファンを増やして音楽が売れるかを考えられる技術です。
次にあれば良い役割はバンドメンバーを管理するマネージャー、宣伝やコミュニケーションを中心として動く営業など
作曲・MIXや動画編集など宣伝素材を作れる技術も一人いるとかなり役立ちます。
バンドのMIXについては過去記事にも書いていますので参考にしてください。
参考記事:バンドの曲をミックスするコツ5選【音圧の悩みを解決】
もはや会社みたいですが、バンドは少人数で音楽を商品に店を構えるようなものなので楽器だけできてもしょうがないです。
演奏技術にこだわるのも大切ですが、厳しいことを言うと
演奏技術は合って当たり前です。
余計なプライドを捨てる
「自分達のやりたい音楽を誰かに認めてもらうまでやる」というやり方はよっぽど戦略を練るか奇跡的に運が良くないと通用しません。
特に風当たりが強く音楽の価値が下がりつつある現代では砂漠で米粒を探すようなもんです。
失敗するバンドは根拠のない自信がある
自分達は特別だから絶対売れる、他のバンドより上手いから売れるなど
お客さんが増えていないのになぜか自信にあふれていませんか?
全く売れてないしそのままじゃ当たり前に売れません。
間違った努力を続けてることに気付けないと無駄に時間が過ぎるだけです。
自分たちの音楽ではなくお客さんが喜ぶ音楽をする
自分達がやりたい音楽ではなく、求められている音楽を追求するべきです。
音楽性を変えろということではなく寄せるかターゲットを絞ってアピールした方が良いということです。
僕は好きなように作った曲と売れ線寄りで作った曲を聴いてもらったらやはり後者の方がウケが良かったです。
でもその曲が好きだったし、自分達の音楽性は失われていない曲でした。
やりたい音楽を追求したければその音楽が伝わる場所とやり方でやるべきです。
他のバンドや仲間を否定しない
変にプライドが高いと対バンしたバンドやファンの多いバンドを嫉妬して悪く言ったりします。
自分達より優れているところは盗むべきなのにプライドが高いと気に食わない、間違っている、自分達なりのやり方があるなどと否定してしまいます。
また、そういった部分に気づけないとバンドメンバーの意見や行動を指図したり、初めから否定してしまって喧嘩や解散の原因になります。
自分はまだ売れていない、自分の力だけじゃ売れることはできないということを自覚しましょう。
全員がプロデューサーという立場が一番望ましいです。
バンドだけで売れようとしない
これはバイトをやめて正社員をしながらバンドをしろという意味ではありません。
バンドが売れるためには資金が必要です。
その資金を生み出す仕組みを作ればバンドが上手くいかなくても音楽を続けることができます。
時代遅れ
バンドが時代遅れというよりも音楽が誰でも作りやすく価値が低下している中で
コロナ禍の影響もあり、バンドのみで収入を得るのはメジャーになったとしても厳しいです。
音楽で飯を食いたいなら、作曲・MIXやWebマーケティング・デザインなどバンドのためになる技術を並行して身につけ収入源を増すことで活動を継続しやすくしたほうが賢明です。
特にこれからの社会では個人の能力が重視されるようになってきているので、個人の能力を向上させることがバンドが売れるためのきっかけを作り出すだけでなく、バンドを経済的に継続するための大事な要素になります。
売れる=メジャーデビューではない
メジャーデビューをしても経済的な理由で脱退する人がいるということは、事務所やレーベルに頼っても売れる保証はないということです。
売れるということは多くの人が好きになれる音楽を徹底的に追求することです。
自分の音楽をしたいのか、売れたいのか
どちらでもきっかけを多く作るにはバンドメンバー各個人の能力を高めることが大切です。
まとめ
内容のほとんどは過去の自分・バンドメンバーに伝えたいと思った内容です。
これから音楽業界は厳しくなる一方ですが、僕は音楽が好きなので音楽を通して誰かの役に立てたらと思いながら、ブログで発信しています。
音楽を愛しているみなさまどうか応援よろしくお願い致します!
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