・ギターのコードがたくさんありすぎて覚えられない
・7とか9とかわけがわからない
・そもそもみんなこれ全部覚えてるの?
大丈夫です。ハッキリ言って全部なんて覚えてられません。
コードをたくさん覚えて対応力を増やすことは大事なんですが、練習の過程で飽きたり楽しくなくなる方が良くないです。
基本的にコードでもスケールでも理論的なことは使わないと覚えられないので一般的な曲でよく使われているものから順に覚えていきましょう。
コードをいくら覚えても使わなければ結局覚えても仕方がないので無理に覚える必要はありません。
僕はバーの演奏をしていましたが、仕事で使うのはほとんどハイコード(セーハ・バレーコード)での押さえ方でした。
そういったことも踏まえて初心者向けのコードの適切な覚え方、押さえ方を解説したいと思います。
ハイコードを覚えればカポがなくても転調やキー変更に対応できますよ!
いや、ワイはオープンコードで弾きたいんや!
って方はこちらの記事も参考にしてみてください。
ハイコードの形を覚える
エレキギターが中心で弾き語りをあまりしないタイプの方は特にオープンコードをたくさん覚えるよりもハイコードで弾けるようにした方が効率が良いです。
弾き語りの方はオープンコードをたくさん覚えた方がいいのですが、押さえ方やコードチェンジが難しい場合もありますのでハイコードの基本も覚えておくと良いです。
ハイコードというのは基本的には5、6弦をルートにしたF、Bコードタイプの押さえ方をします。
一つ目がオープンコードのFと同じ形、二つ目がBの形と同じです。
この形をずらすだけでC~Bのメジャー・マイナーコードを弾くことができます。
エレキギターではよくパワーコードというコードを使って弾きますが、パワーコードに慣れていればすぐに習得できます。
お?ちょっとよくわからんカタカナが出てきたな。
という方はこちらを見てみてください。
ルートの位置からポジションを覚える
5弦、6弦のルート音の位置が分かればさっきのハイコードの形を人差し指に持ってくればそのルート音のコードが完成です!
あ、いきなりルート音の位置を全て覚える必要はありませんよ。
まずは5弦、6弦の指板上の音を覚えましょう。
5、6弦も全て覚えなくても紫で囲った部分さえ覚えればC~Bは全て弾くことができます。
スケールを覚えるときにも役立つので少しづつ覚えていきましょう。
メジャー・マイナーコードの3和音(トライアド)を覚える
7thコード(4和音)も覚えた方が良いですが、まずは基本の3和音から覚えましょう。
最初の画像で説明した形です。
3和音はCコードならド・ミ・ソ(R・3度・5度)の3つの音から構成されています。
メジャーとマイナーの違いはルート音から3つ目の音(3度)が♭してるかしてないかです。
3度が♭する(半音下がる)とマイナーになります。
上記のようにマイナーになると3度の音が1フレット分の半音下がります。
ルート音から半音斜め上がM3rdの音、全音斜め上がm3rdの音と覚えておきましょう。
ただし、2弦だけは半音ずれてしまうので注意です。
ちなみに5度の位置はルート音から一音斜め下と覚えておきましょう。
エレキギターでよく使われるパワーコードはルート音とこの5度の音でできています。
3rdの音がないので曲中でメジャーかマイナーかわからないときはパワーコードでごまかせます。
わけがわからない方はまずこちら。
コードは進化させていく
ハイコードは
指板上のルート音(1度)→パワーコード(1度、5度)→三和音(1度、3度、5度)
→四和音(1度、3度、5度、7度)
と順番にパワーアップしていきます。
曲中で四和音(セブンスなどのテンションが入ったコード)が分からないときは三和音でごまかせます。
三和音(メジャーかマイナー)がわからないときはパワーコードでごまかす。
といったようにハイコードは覚えるほど対応力が身につくので順番に覚えてパワーアップしましょう!
まとめ
FやBコードがちゃんと押さえられないという人は頑張ってしっかりと指を立てて1音ずつきれいになるか確認しながら弾いてみてください。
セーハしている指の位置も関係しているので関節部分に弦が当たらないようにずらしてみるのもおすすめです。
コードは全部網羅しなくていいのでギターを楽しめるようにやりたい練習をしていきましょう!
ちなみに全部覚えなくていいシリーズもうひとつあります。
コメント