・夜でもエレキギターの練習をしたいけど騒音が気になる
・アンプを繋ぎたいけど音が大きいから小さく練習したい
・生音は練習になるの?
ギターは夜中だとご近所や一緒に住んでいる人にも迷惑になるので練習しづらいですよね。
僕も学生時代アンプはもちろん生音で鳴らしていても親に怒られたりしていました。
しかし基本的にエレキギターは生音よりもアンプを通して練習した方が良い楽器です。
エレキギターは音を鳴らすことよりも余計な音を鳴らさないことの方が難しい楽器なので、余計な音を聴き逃さず鳴らさない練習をするためにもアンプを通しての練習が大切になってきます。
今回はアンプを鳴らさず小さな音で周りには迷惑をかけずにあなたが快適に練習できる方法を解説していきます。
- 夜の練習に最適な方法が見つかる
- 音を気にすることなく練習ができる
- 効率の良い練習ができる
ちなみに僕は今でも普通の賃貸マンションの部屋で夜中にアンプ同様に快適に練習していますが、全く苦情が来たことがありません。
マルチエフェクターにヘッドホンを繋ぐ
最も効果的でおすすめです。
マルチエフェクターにはほぼ必ずヘッドホンを繋ぐところがあります。
多くのマルチエフェクターはギターアンプ以外のヘッドホンやスピーカーから音を出すときにギターアンプのような音をシミュレートするアンプシミュレーターとして活用できる機能が付いています。
なのでヘッドホンで聴くと高音質で静かに練習するときに非常に向いています。
しかも色んな音色が使えるのでリバーブなどを使えば大きなホールで演奏しているような気分になれるのでかなり楽しめます。
デメリットとしては音楽を再生しながら練習することは基本的にできないことです。
音楽を再生しながら練習する場合はPCやスマホとギターを繋ぐオーディオインターフェースやミキサーを通すかヘッドホンの下にイヤホンを潜り込ませて片耳で聴くかですね(;’∀’)
おすすめのマルチエフェクター
マルチエフェクターにはオーディオインターフェース機能が付いているものも多く、高音質なものならアンプとほぼ変わりない音質で練習できます。
過去の記事でマルチエフェクターを価格帯・性能で比較した記事があるので参考にしてみてください。
アンプにヘッドホンを繋ぐ
小型のギターアンプを持っていればアンプに付属しているPHONE端子などにヘッドホンを挿して練習することができます。
ただし、ほとんどのアンプにはアンプシミュレーター機能が付いていないことが多いのであまり音が良くありません。
しかもマルチエフェクターと同様に音楽を再生しながら弾くことも難しいので最も微妙な手段です。
おすすめのアンプ
最もおすすめなのが最近話題のYAMAHA THRです!
コンパクトで持ち運びも便利なので色んな場所で弾けて、真空管の温かみのある音色を完璧に再現していて弾いていて癖になります。
15種類のアンプタイプに加え8種類のエフェクトが搭載されていてコンパクトエフェクターいらずで初心者~プロまで幅広く愛用されています。
アンプシミュレーターを搭載しているのでライン録りやヘッドホンの練習も高音質で行うことができます。
しかもBluetoothで音楽まで流せるという高機能ぶり。
値段つけ間違えてるんじゃないかと思うぐらい納得のいく最高のギターアンプです。
ちなみにベースアンプやアコギ用アンプにもなります。
CubaseAI(DAW)もついてくるので録音までできます。
持ってないと損です!
ヘッドホンギターアンプで練習する
ヘッドホンギターアンプというのはヘッドホンを使う前提とした小さなアンプシミュレーターです。
コンパクトでどんなところでも気軽に演奏できるので大きな音が出せない環境にはピッタリです!
夜の練習はもちろん本番前の楽屋でのリハーサルや空き時間に軽く練習することができます。
おすすめのヘッドホンギターアンプ
おすすめはヘッドホン練習で定番のヘッドホンギターアンプ「AmPlug」です。
9種類のエフェクトを搭載していて、電池駆動でシールドも必要がなくこれ一つで練習ができるところが魅力です。
AUX INがあるので音楽を再生しながらも練習ができます。
結構低価格なので1つ持っておいて損はない1品です。
もう一つのおすすめはヘッドホン型のヘッドホンギターアンプで、こちらは実際にアンプの前に立っているかのような空間を感じることができる次世代シミュレーターです。
なんと顔の向きを変えるとアンプがそこにあるかのように音の位置が変わります。
エフェクトは50種類以上あってマルチエフェクターのように音作りができます。
シールド不要でBluetooth搭載なので全てワイヤレスなのも大きな強みです。
少々値段が高めですが、ワイヤレスヘッドホンとしてもかなり品質が高いので良いヘッドホンが欲しい人にもおすすめです。
オーディオインターフェースを通して練習する
オーディオインターフェースを通すことのメリットは
DAW(ギターの音を録音するソフト)を使って音を加工したり確認ができるところです。
アンプシミュレーターもDAW上で使えるのでマルチエフェクターを持っていなくても高品質な音を作ることができます。
デメリットはDAW上で音を鳴らすとレイテンシー(音が少し遅れて聞こえること)を感じるので繊細な練習には不向きです。
このレイテンシー問題はオーディオインターフェース付きのマルチエフェクターを使用することで解決できます。
おすすめのオーディオインターフェース
YAMAHAの子会社であるスタインバーグが出しているコスパ最強のオーディオインターフェースの最新モデル「UR22C」です。
CubaseAI(DAW)が付いているので、すぐに宅録ができます。
最新モデルでは32bitfloat/192kHzに対応してこれまでよりも高音質に録音することができるようになりました。
2つラインインがあるのでギター、マイクが接続できてループバック機能で配信にも使用できます。
とても扱いやすく頑丈で長年愛用することになります。
UR22CはPC用なのでスマホに録音したい場合はこちらがおすすめです。
こちらはDAWやアンプシミュレーターは付いていないので音作りやMIXなどの加工には別途アプリや機器が必要です。
生音の対策
生音で鳴らしていてもうるさいと言われることが意外とあります。
ヘッドホンで練習をしていても生音はどうしても出てしまうのでこちらでも対策をしておきましょう。
隙間をなくす
音は隙間があることで大きく漏れてしまいます。特に扉と窓が最も音漏れの原因となります。
扉やサッシの隙間にスキマテープを使用することでかなり音漏れを軽減できます。
隙間を埋めることは吸音よりも大事です。
もちろん壁も伝うので吸音材を使うこともおすすめですが、もし対策するなら床・壁・天井すべて伝うのでそれぞれ対策が必要です。
また外部に音を漏らしたくない場合吸音よりも遮音の方が大切です。
実は僕、二級建築士の資格を持っているので防音に関しての情報も信頼していただいて大丈夫です。
サイレントピックを使う
アコギ用ですが、エレキでも大きく効果があります。
非常に薄いピックでジャカジャカと鳴らす音がかなり軽減されます。
慣れないと弾き心地は気持ち悪いかもしれませんが、夜の練習だけ我慢しましょう。
まとめ
夜の練習はギタリストにとって地味に悩まされる問題ですが、音楽をやっている人は世間的に印象が悪く見られやすいので人に迷惑をかけることは業界的にも人間的にもトラブルになることは避けましょう。
存分にギターを楽しむためにまずは周りのことを気をかけていきましょう!
コメント