- 弾いてみた動画で稼ぎたい
- 音楽で生活したい
- 収益化のやり方がわからない
楽器を演奏して既存楽曲のカバー動画を投稿する「弾いてみた動画」は収益化について、いくつかのパターンとその方法について解説します。
弾いてみた動画では著作権の問題があって収益化できないのでは?と思われる方もいると思います。
- YouTubeの弾いてみた動画で収益化ができる
- 効率の良い稼ぎ方がわかる
- 著作権についてわかる
結論から言うと、収益化自体は可能です。ただし、原曲やそれを加工した音源に演奏を重ねたカバー動画では広告からの収入は得られません。
弾いてみた動画から収入を得る方法はいくつか存在しますので、それぞれの方法とYouTube での基本的な収益化方法を解説します。
≫超簡単!弾いてみた動画の作り方と演奏動画作成に必要な機材【初心者必見】
YouTube で弾いてみた動画を収益化する方法
弾いてみた動画から収益を得るための代表的な方法は以下のとおりです。
パートナープログラムに参加する
動画の再生回数、広告の表示回数などでYouTube から報酬が支払われる、みなさんご存知の代表的な収益化の方法です。
YouTube のパートナープログラムに参加するためには様々な条件がありますが、この方法で収益化をするためにはまず、視聴時間とチャンネル登録者数が一定数を満たしていることが必要です。
初心者にはハードルが高いですが、動画投稿だけでなく配信中の投げ銭等での収益化も可能になってくるので、少しでも稼ぎたいのであれば必須の方法です。
コメントや概要欄からレッスンなどに誘導する
YouTubeの動画自体から直接的な収益を上げることは初心者にとっても、多くのミュージシャンにとっても非常に難易度が高くなっています。
そのため、弾いてみたで比較的有名な方でも個別レッスンや教則本の販売などで収益化している方が多いです。
パートナープログラムの条件を満たしていなくても可能な方法です。
企業案件を受けて報酬を得る
弾いてみた動画を投稿してチャンネル登録者が増えて認知されるようになると企業からプロモーションを依頼されることがあります。
例えば自社の音響機材やサービスなどのレビュー動画やそれを使用した演奏動画などの案件があります。
この方法は自分から直接収益化することはできませんが、パートナープログラムの要件を満たすほどの知名度が最低限必要になってくるので、まずはパートナープログラム参加を目指しましょう。
YouTube パートナープログラムに参加する方法
ここからは具体的なパートナープログラムへの参加方法について詳しく説明します。
パートナープログラムに申請する前に知っておくべき事項は主に以下の3つです。
プログラム参加条件
条件には前提条件と参加条件の2種類があります。
前提条件
前提条件では以下のように、収益化ポリシーとガイドライン、地域、アカウント設定といった項目があります。
YouTube パートナー プログラムの概要と利用資格 – YouTube ヘルプ
- YouTube のチャンネル収益化ポリシーに準拠している。
- これらは YouTube における収益化の条件となる、一連のポリシーとガイドラインです。YouTube とのパートナー契約に同意する場合は、必ず遵守する必要があります。
- YouTube パートナー プログラムを利用可能な国や地域に居住している。
- チャンネルに有効なコミュニティ ガイドラインの違反警告がない。
- Google アカウントで 2 段階認証プロセスがオンになっている。
- YouTube の上級者向け機能の利用資格がある。
- チャンネルにリンクする有効な AdSense アカウントを 1 つ持っている。AdSense アカウントをまだお持ちでない場合は YouTube Studio でアカウントの設定を準備します(YouTube Studio では AdSense アカウントの新規作成のみを行います)。
なんだか難しそうなことが書かれているように見えますが、基本的にはルールを守って正しい設定を行えば大丈夫です。
参加条件
広告収入を得るための参加条件である最小要件を満たすためには「視聴時間が過去12ヶ月で4,000時間以上」かつ「チャンネル登録者数が1,000人以上」であることが必要です。
ただし、ライブ配信での投げ銭やメンバーシップからの収益化の条件は現在緩和されており、以下のような条件になっています。
これらの条件について詳しくはYouTube ヘルプのガイドラインで確認できます。
収益化ポリシーとガイドラインに注意
YouTubeでは、収益化ポリシーやコミュニティーガイドラインを遵守することが求められます。
これらはYouTubeの健全な運営を維持するためのルールで、その範囲内での活動が前提となり、特に著作権には細心の注意が必要です。
ポリシーやガイドラインに違反すると動画の削除やアカウントの停止に繋がる可能性があるので事前に確認しておきましょう。
厳しい条件を越えても広告収入で稼げない理由
弾いてみた動画では他人の楽曲を使用する場合がほとんどですが、著作権があるため許可なく無断で演奏することは違法となります。
しかし、YouTube は著作権管理団体と包括契約を結んでいるので、契約内の許可された管理楽曲に関しての演奏動画の公開自体は違法にはなりません。
その動画の広告収入は「コンテンツID」という自動判定によって著作権の権利元に収益が還元されるようになっており、動画の投稿主に広告収入が入ることがないためほとんど稼ぐことができません。
効率よく弾いてみたで稼ぐには
弾いてみた動画で稼ぐ方法としてYouTubeの広告収入をメインにするのは著作権の関係上厳しいことがわかったので、他の手段を考えてみましょう。
おすすめは次のような3つの方法です。
オリジナル音源を使う
YouTube のコンテンツIDに引っかからないように大幅にアレンジを加えてカバーする方法です。
非常にグレーな方法で、本来であれば著作隣接権に掛かり、コンテンツIDにも判別されるリスクがあるのであまり有効な手段ではありませんが、よく用いられます。
自作音源はDAW(作曲ソフト)で作成しましょう。
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レッスンに誘導する
多くのミュージシャンや音楽家の主な収入源となっているのが、個人レッスンです。
弾いてみた動画で評価されるほどの技術があれば、弾いてみたをやってみたい初心者に向けてレッスンをすることは非常に簡単です。
YouTube の概要欄にSNSや個人サイトのURLを掲載して、レッスンの申し込みページに勧誘しましょう。
アフィリエイトを利用する
アフィリエイトとは、商品を紹介したり関連リンクから商品を購入してもらうことで、広告宣伝費として報酬が入る仕組みです。
企業から推薦してもらえることもありますが、その場合は認知度が低いとなかなか連絡が来ることはありません。
待っていてもお金は発生しないので、アフィリエイトサイト(ASP)に登録して自分で案件を探しましょう。
登録は全て無料なので全部やっておきましょう。
上記サイトで作成したリンクをYouTube の概要欄や自分のサイトなどに貼って、商品を購入してもらえば報酬がもらえます。
まとめ
これだけ方法があると「結局どれが一番稼げるの?」と思うかもしれませんが、パートナープログラムの参加条件を満たしていなければ、とにかく概要欄からの誘導が重要ということを意識しておきましょう。
チャンネル登録者数が少なくても、1つでも再生回数が伸びれば収益化できるチャンスがあります。
まずはASPの登録などやれることをやってみて、小さな積み重ねと挑戦を繰り返して音楽で稼ぎましょう。
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