・ギターでチョーキングをする指が痛い、持ち上がらない
・チョーキングすると隣の弦に指が潜り込む
・うまく聞こえるチョーキングのコツを知りたい
チョーキングは指がすぐに痛くなったりうまく弦を押し上げられなかったり初心者にとっては難易度が高めのテクニックです。
有名なギタリストでも何年もうまくできなかった人もいますし、僕自身も何年もうまくできていませんでした。
今ではこのように無意識でもしっかり音程を安定させることができています。(納得がいかないこともよくありますが(;^ω^)
しかし、チョーキングはうまくできていないと歌で音を外して音痴に聞こえてしまうように、ギターでも同様に音痴になってしまい初心者だと一発でバレる要素となるので
必ずコツを掴んで音痴なギターにならないように練習してきましょう!
- チョーキング時の指の痛みを軽減できる
- 正しいチョーキングの練習方法がわかる
- チョーキングを応用したテクニックがわかる
指の痛みを軽減する
チョーキングで最も問題となるのが、指が痛んで弦を押し上げられないことです。
初心者のうちはまだ指先が柔らかく、やり方も見様見真似で無理にやってみるのでなかなかうまくできません。
チョーキングにはある程度力が必要ですが、力が弱くてもコツさえわかれば弦をしっかり押し上げられるので挑戦してみてください。
複数の指で押し上げる
まずチョーキングは基本的に薬指で弦を押し上げます。
そして薬指指一本で押し上げるのではなく、お隣さんの中指の力を借ります!
7フレットをチョーキングするとしたら6フレットも中指で押さえて指二本で押しあげます。
単純にパワーが2倍になるので指の痛みが軽減されます。
二本で足りなければ三本でいきます。
さらにお隣さんの人差し指を加えてパワーは3倍。
人は一人で生きられないということを覚えておきましょう。
親指の第一関節で支える
これが結構盲点でうまくチョーキングができない人の大きな原因になりやすいです。
チョーキングをするときにはビブラートのように支点がある方が楽に力を入れることができます。
親指でチョーキングする指の力を支えてあげます。
ネックを握りこむように指先に力を入れるとその反対側で親指が支えるような力の入り方になります。
握りこむ際は第一関節を通り過ぎないように注意しましょう。
第一関節で支えるイメージです。
ダウンチョーキングの場合はビブラート同様人差し指を支点にします。
こちらも参考にしてみてください。
参考記事:ギターのうまさはビブラートで決まる!ビブラートの練習とコツ4つ
ちなみにチョーキングの方向ですが基本的には
1~3弦はアップ方向・4~6弦はダウン方向にチョーキングしましょう。
固い指を作る
ひたすら練習して指先を固くしましょう。
チョーキングはギターの奏法の中で最も指を固くしてくれる練習になります。
ギターはサボると指がすぐに柔らかくなるので習慣化が大切です。
残念ながら初心者のうちは多少痛みの我慢が必要です。
指先に接着剤を塗ると痛みを少し軽減できます
チョーキング時のミスを減らす
チョーキングをしたときに弦の下に指が潜り込んだり変な音が混じったりしませんか?
チョーキングは目立つ奏法なのでミスは禁物です。
押し上げるときは指を伸ばす
弦を押さえるときは指を立てることは基本ですが、立てようとしすぎて爪が下に潜り込んでおかしなチョーキングになってしまいます。
チョーキングで弦を押し上げるときは指を伸ばしましょう。
すると指板を押さえようとしすぎている力が弦を押し上げる力に変わるので力も楽に入れられるようになります。
ちなみに隣の弦は一緒に押し上げてしまって構いません。
右手でミュートする
弦を押し上げたときに隣の弦も一緒にチョーキングしてしまいます。
その時に余計な音が鳴ってしまう場合は右手でミュートしましょう。
右手でチョーキングで鳴らす音以外に軽く触れて鳴ってしまわないようにしましょう。
ミュートの練習はブリッジミュートから始めるのがおすすめです。
参考記事:ギターの基本!失敗しないブリッジミュートのコツ5つ
チョーキングの音程を安定させる
チョーキングをするとき適当に押し上げていませんか?
チョーキングは音のゴールがあるのでゴールに目掛けて押し上げましょう。
チューニングをしっかりとする
ギターを始める前にはチューニングは必ずすると思いますが、チョーキングはチューニングが狂いやすい奏法なのでこまめにチューニングをしましょう。
特に安価なギターはチューニングが狂いやすいので注意です。
開放弦の音は覚えてますか?
EADGBE(家でゲームボーイ)ですよ!
1音上の音と聞き比べてベンドする【超重要】
チョーキング練習で大事なのが目標の音を目指してチョーキング(ベンド)することです。
その目標が1音上(2フレット上)の音です!
- チョーキングしたい音の1音(2フレット)上の音を鳴らして覚える
- 弦2本分上辺りの場所まで押し上げる
- 覚えた1音上と同じ音かどうか比較する
- 1~3を繰り返す
音がわからない場合
チューナーを使って練習しましょう。
例えば2弦10フレットはA(ラ)の音ですが、これを1音上げると2弦の開放弦と12フレットと同じB(シ)の音になります。
10フレットをチョーキングしつつ12フレットと同じBになるようにチューナーを確認しながらベンドしましょう。
フレーズでチョーキングを練習する
先ほどの例のようにチョーキングを練習するのも良いですが、僕のように三日坊主で飽き性だと楽しくなくてすぐにやめてしまいます。
実際に使わないとチョーキングを使えるようにならないと思いますのでやりたい曲を見つけて練習をしていきましょう。
洋楽はギターの練習に向いているので洋楽の中からおすすめの曲をピックアップしました。
チョーキングが特徴的な曲
Lenny Kravitz – Are You Gonna Go My Way
少しテンポが速いですがチョーキングから始める曲です。
有名なのでどこかで聴いたことがあるかもしれません。
Gary Moore – Still Got The Blues
歌うようなチョーキングが特徴的な曲です。これを完璧に真似できればチョーキングはマスターしたも同然です!
色っぽい雰囲気のときに流れてそうですよね。
Eric Clapton – Layla
ブルースロックの神様です。三大ギタリストと呼ばれる中の一人です。
チョーキングだけでなくこの人のフレーズを真似すればかなりギターが上達します。
ちなみにこのお方は独学でギターを学んでます。
まとめ
チョーキングには様々な種類がありますが、基本さえできればほとんどのチョーキングテクニックは網羅できますのでしっかり身につけておきましょう。
余談ですが、弦のゲージを10-46など固めにして1.5音チョーキングすればめちゃくちゃ指が鍛えられますが痛すぎるので物好きなメタラー以外あまりおすすめはしません。
僕は2音チョーキングしまくって手を痛めました(´;ω;`)
ギターの基礎テクニックをまとめているのでご一緒にどうぞ。
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