ペンタトニックスケールを練習してるのに覚えられない…
ハンマリングやプリングを使ってもうまく弾けない…
アドリブをどうやって弾けば・使えばいいかわからない
ギターでアドリブの練習をする上でスケールは必須!まずペンタトニックスケールから始めましょう!
と言われて指板表通りに順番に弾いたり、ペンタトニックを使ったフレーズが書かれたTAB譜を一生懸命見て弾いてませんか?
僕も初心者の頃はそうやって練習してきましたが結局あまり覚えられませんでした。
スケールが書いてある指板表通りに弾くことは
式の使い方を教科書で見ているだけで、その式を使う問題を実際に解いてないのと一緒です。
TAB譜は読み解くことに時間を掛けすぎて結局飽きたり集中力が切れて身にならないことが多いです。
今回は初心者の方が必死にスケールを覚えようとして空回りしないように
独学ギター歴11年の中で最も効率の良かった方法を伝授したいと思います。
ちなみにスケールは全部覚える必要ないので安心してください。
関連記事:ギターのスケールは全部覚えなくていい!楽しいスケールの覚え方4つ
ペンタトニックスケールは使って覚える
ペンタトニックスケールの指板の位置は表を見てなぞるだけでは全て網羅することは難しいです。
ペンタトニックスケールを使った曲を実際に弾くことで使い方を覚えることができます。
- 知っているなら記憶に残りやすい
- フレーズやソロの一部よりも雰囲気を掴みやすい
- 曲全体の印象に合ったアドリブの練習になる
bucknumberの「高嶺の花子さん」がわかりやすいペンタトニックフレーズを使っているのでこの曲を例にしていきます。
参考に動画を作ったので参考にしてみてください。
高嶺の花子さんで使われているペンタトニックスケールのキーはGmです。
こちらの指板表も参考にしてください。
実際にプロのアーティストがソロで使っているポジションって実は大体同じような場所だったりします。
特にこの動画で使っている6弦ルートのポジションはめちゃくちゃ多いです。
スケールのポジションについてはこの後詳しく解説します。
メジャー・マイナーペンタトニックスケールの指板表と違い
Em(イーマイナー)ペンタトニックスケールの指板表です。
最初に言った通り、これを順番に弾いてそのまま覚えるのは苦行なのでおすすめしません。
ペンタトニックスケールにはメジャーペンタトニックスケールとマイナーペンタトニックスケールがあります。
今回は覚えやすいマイナーペンタトニックスケールで解説します。
なぜ覚えやすいかは次の項目で解説します。
メジャーペンタトニックスケールでも位置がずれるだけで形は基本的に一緒ですが、
「ルートの位置」だけは意識しておいた方が良いです。
例えばこれはGメジャーペンタトニックスケールですがEマイナーペンタトニックスケールと同じ型をしていますが「ルートの位置」が違います。
こういった音楽理論を深く学びたい勉強熱心な方はすぐに手を伸ばして読めるように本を買うことをおすすめします。
- 最後まで読み通せる音楽理論の本:対話形式で解説されていて図解もわかやすくて一番おすすめ。
- マンガでわかる!音楽理論:マンガ形式なので文章嫌いの人におすすめ。
- アコギに必要な音楽理論を理解 整理 反復の3ステップで身につける本 :アコギの方にはこちらがおすすめ。
初心者向けに音楽理論の基礎の記事も書いたのでよければ参考にしてください。
参考記事:独学ギタリストが知ってて得する3つの音楽理論【超初心者向け】
ペンタトニックスケールはボックスポジションで覚える【超重要】
先ほどと同じEmペンタトニックスケールです。
ペンタトニックスケールを勉強したことがある人なら見たことがあるかもしれません。
ペンタトニックスケールは闇雲に音の位置を覚えるのではなくボックスポジションで覚えた方がアドリブやソロで活用しやすいです。
これだけではわかりにくいので分解します。
はじめに言っていた6弦ルートのポジションはピンクのやつです。
「高嶺の花子さん」もこの部分を使って弾いています。
どのポジションでも曲で使われているソロやメロディーをなぞって弾いて覚えるのが効果的なので、まずは「高嶺の花子さん」の6弦ルートポジションから練習してみましょう!
TAB譜を読まなくてもポジションを見ながら練習できる動画になっているので画像を参考にしながら見てみてください。
6弦ルートポジションが使われることが多い理由
マイナーだと人差し指の位置がルートなのでフレーズを人差し指から弾き始めても音階的に違和感がなく、弾きやすいためです。
また、Fコードタイプのコードやパワーコードを押さえるときもルートが人差し指になるので基準点としてわかりやすいためです。
5弦ルートも同じ理由から使われることが多いです。
ただしメジャーペンタトニックの場合はルートの位置が変わるので注意しないといけません。
2弦ルートは6、5弦ルートの繋ぎに使うことが多いです。
ペンタトニックスケールの練習には古い洋楽ロックがおすすめ
ペンタトニックスケールを使ったフレーズは洋楽ロックに多用されています。
ソロやアドリブを身につけるためには洋楽を練習するのが効果的です。
高嶺の花子さんができたら次は洋楽から学んでみましょう。
洋楽をあまり聴かない、知らない人もぜひこれを機に聴いて練習してみてください。
アドリブの上達はコピーの積み重ねですが、特にブルースというジャンルが経験上アドリブに特化していると感じます。
独学で学んできた有名なプロのギタリストもブルースがルーツになっていることが多いです。
ギターソロ用のおすすめ曲をまとめた記事がありますのでこちらも参考にしてみてください。
参考記事:たった1曲ですぐに上達できる!ギターソロの練習におすすめの曲4選【初心者向け】
まとめ
ペンタトニックスケールは初心者のアドリブ入門のスケールですが、慣れてくればメジャースケール・マイナースケールも同じ要領ですぐに覚えられるのでぜひ以上の練習方法を覚えておきましょう!
単音弾きは右手のコントロールがとても重要になってくるのでぜひ他の記事も参考にしてみてください。
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