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独学ギタリストが知ってて得する3つの音楽理論【超初心者向け】

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・音楽理論って専門用語とか難しい言葉だらけでわけがわからない
・初心者すぎて言葉の意味が全然わからない
・独学では覚えられない

音楽理論って調べてみると難しい専門用語が並んでいて、初心者から見ると何一つわからないですよね。

僕がギター初心者のとき覚えた一番難しい言葉は「スケール」です。

専門用語まみれの本を見て頭の悪い僕は読む気が失せて知識が「スケール」という言葉だけで終わりました。

しかし、今では音楽理論を勉強したおかげで仕事にもなるほど技術を高めることができました。

音楽理論は難しく奥が深いですが、覚えると作曲やアドリブの役に立つので絶対に少しだけでも覚えておきたいです。

アドリブはギターを上達させるうえで欠かせません。

今回は基本的な音楽理論の入り口を超わかりやすく解説していきたいと思います。

音楽理論があれば音感があまりなくても補えるので覚えておいて損はないです。

この記事を読めば
  • ギターの上達速度が上がる
  • 音楽理論の専門用語の意味が少しわかる
  • 音楽理論の楽しさが分かる

音の度数(インターバル)

インターバルという横文字でもう逃げ出そうとしているかもしれませんが大丈夫です簡単です!

インターバル=距離です!

怖くないよ!

全全半全全全半

ドレミファソラシドのそれぞれの”距離”を知っていますか?

音楽の授業などで聞いたことがあるかもしれませんが「全全半全全全半」です。

ギターで全全半全全全半

全が1音(2フレット分)、半が0.5音(1フレット分)でC(ド)の音から上記の距離で鳴らしいくと

ドレミファソラシドになります。

ミとファ(E,F)、シとド(B,C)半音で隣り合ってます。

これが音の距離の基準になります。

ルート音と度数

コード表やスケール表などで「R(ルート)」と書いています。

度数の基本

あれは基準になる音のことで、「1度」とも呼ばれます。

ドレミファソラシドでいうと「ド」がルートです。

ドから見てレは2番目なので「2nd(2度)

ドから見てミは3番目なので「3rd(3度)

とこれが7番目まであります。

半音ずつだとこうなります。

2nd、4th、5th、6thは下で表記されることが多いです。

表記は音の使われ方によって変わります。

インターバル(音程)

ルートから見た各音までの距離を「インターバル」といいます。

ルートの音はドとは限らないので、レ、ミだったりしますよね?

レがルートの場合は2ndはミ、3rdはファ#です。

なぜシャープがつくのかというと

インターバルは最初の「全全半全全全半」の距離になっているからです。

なのでルートを基準に全音上がったのが2nd、全全音上がったのが3rdです。

メジャー・マイナーの違い

メジャーとマイナーの図

コードでもスケールでもメジャーコード(△、M)とマイナーコード(-、m)がありますよね。

日本語だとメジャーを長調、マイナーを短調と言います。

鳴らした感じでの違いとしてはメジャーは明るい、マイナーは暗いという雰囲気は分かると思います。

これが感覚でわかればいいんですが、7th(セブンス)コードや〇9、〇augなど別の度数が入ったコード(テンションコード)がくるとわかりにくくなります…。

なので理論的な違いの勉強をしておけば色んなコードに対応することができます。

M3rd(メジャーサード)かm3rd(マイナーサード)

結論から言うと先ほど説明した度数の3rd(3度)が♭(フラット)してるかしてないかの違いです。

基本的なメジャーコードR、3rd、5thで出来ています。ドミソですね。

ドミソでいう3rdのミが♭する(半音下がる)とm3rd(マイナーサード)になり、

R、m3rd、5thマイナーコードになります。

Fコードの中指が3rdなのでこれを離すとセーハしている音になる(半音下がる)のでFmになるというわけです。

メジャー・マイナーコードとポジションの図解

ちなみに3つの音で出来た、メジャー・マイナーコードのことを「トライアド(三和音)コード」といいます。

これについてはコードについての記事でも詳しく解説していますのでぜひ参考にしてみてください。

参考記事:ギターのコードは全て覚える必要はない!?超簡単なコードの押さえ方【ハイコードでOK】

トライアドという言葉はよく出てくるので覚えておきましょう。

パワーコードにはメジャー・マイナー(M3rd,m3rd)がない

ロックな曲では二音だけ押さえる「パワーコード」がありますが

これはルートと5度(R,5th)しか押さえていないのでマイナーとメジャーの区別がありません。

なので耳コピする際メジャーかマイナーかわからない部分はパワーコードを押さえておけば間違えません。

トライアドコードの5度の位置の図解

こちらはトライアドコード(R、3・m3、5)の5度の位置です。

6、5弦のRと5を押さえればパワーコードです。

ケーデンス(トニック・ドミナント・サブドミナント)とは

とりあえず名前だけでも覚えて帰ってください!

とかいうバンドの名前は覚えれた試しがありませんが、これを覚えておくと何が役に立つかというと

コード進行の分析と予測に役立ちます。

要するに耳コピが超うまくなります。

ただし、あくまで準備知識なので耳コピが上手くなるためにはもう1、2段階パワーアップが必要です。

ケーデンスはコード進行のための役割分担

ケーデンスとは終止形とも言いますが、簡単に言うとコード進行をつくるための役割担当です。

ケーデンスにはトニック、ドミナント、サブドミナントというざっくり3つの役割があります。

ケーデンスという名前はあまり使うことがないので「名前だけでも覚えて帰ってください!」

トニックは安定、ドミナントは不安定、サブドミナントはちょっと不安定

学校の音楽の授業で先生が「起立、礼、着席!」ってピアノで鳴らしてませんでしたか?

起立、礼、着席!

これがもし

起立、礼…

「起立、礼….」だったら気持ち悪いですよね。座らせてほしいですよね。

この気持ち悪さ(不安定)がドミナントです。

そして、「着席!」が来たらホッと落ち着きますよね。

この安定感がトニックです。

起立も着席と同じ音なのでトニックです。

この曲だと二つしか説明できないのでよくある進行で解説すると

G→A→D

G→A→Dという進行があったとします。

Dは最後に落ち着いて終わった感じ(終止感)があるので、トニックです。

ではGとAのどっちがドミナント、サブドミナントなのでしょうか。

G→D

これがG→D

A→D

これがA→D

G→DとA→Dといった時にどっちの方が気持ちよく落ち着きますか?

A→Dだと「礼→着席」同様に落ち着いて終わった感じがでたと思います。

G→Dだとまだ終われるけどまだ続きそうですよね。

ドミナントよりもちょっと不安定、これがサブドミナントです。

サブドミナントよりもドミナントの方がトニックに行きたくなる性質があります。

ケーデンスの性質
トニックに着地したい

イメージとしてはこんな感じでドミナント、サブドミナントにいると不安定なのでトニックに着地したがります。

ドミナントの方がうまく着地できますよね。

まとめ

今回は超初心者向けに覚えておいてほしいことを解説しましたが、ここまで理解できればスムーズに音楽理論が覚えられるので次は初級編、もしくは中級編を作りたいと思います。

トライアドコードの次は「セブンスコード」

ケーデンスの次は「ダイアトニックコード」

などに触れていく予定です。

追記:スケール、セブンスコード、ダイアトニックコード、キーの把握の仕方などについて解説した初級編記事ができました。

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