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Sonible「Pure:EQ」レビュー!Smartシリーズとの違いは?

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AIを使ったプラグインエフェクトで最近話題のSonibleからPureシリーズのEQが登場!

Smartシリーズで特に注目されていますが、Pureシリーズはどんな違いがあるのか、通常のEQと比べて使い勝手はどうなのか実際に試してみました!

どんなプラグイン?

「Pure:EQ」はオーストリアのSonible社が開発したAI(人工知能)を使ったオートEQエフェクトで、「Smart:EQ」のコンパクト版です。

自動で楽器に適した周波数を調整しつつさらに、不快なレゾナンスを除去してくれます。

Smartシリーズが2万円以上という価格に対してこちらは1万円以下という安さで買えてしまいます。

簡易版なので細かいパラメーターの調整はできませんが、パラメーターが少ないため素早く調整ができます。

機能の紹介と使い方

Pure:EQではたった3つのステップでイコライジングが完了します。

  1. プロファイルを選択する
  2. 音を学習させる
  3. バランスを整える

プロファイルを選択する

使用するパートに合わせてプロファイルを選びます。

ドラム、ギター、キーボード、シンセ、ボーカルなどがあり、その他の場合はユニバーサルを選択します。

音を学習させる

次にEQの対象部分を再生して、タブ横の◯ボタンを押して読み込ませます。

タブパネルのゲージが貯まると読み込みが完了して自動的に処理が完了します。

バランスを整える

処理後の全体のバランスを調整するパラメーターは以下の4つです。

  • バランス(Balance):ツマミを回すとEQのかかり具合を変更することができます。
  • スタイル(Style):ウォーム、ナチュラル、ブライトの中からEQのキャラクターを変更できます。
  • ダイナミック(Dynamic):オーディオに対してどの程度動的な働きをするかを調整できます。
  • レンジ(Range):EQを適用する周波数をフィルタリングできます。

これらを使ってイメージに近くなるように調節していきます。

試しにサンプルのキックに使用したらバランスは60~70程度がちょうどよかったです。

Pure:EQのメリットとデメリット

ボタン1つでざっくり良い感じの音にしてくれるのは間違いないです。

Pureという名だけあって音質もとてもクリアで初期値だと結構前に出る硬い音のイメージでしたが、バランス調整次第で丸い音にもできます。

他のEQとの併用するとさらにうまく活用できそうです。

メリット
  • EQが苦手でも簡単処理できる
  • 適当に使ってもいい感じにできる
  • 余計な機能がないので素早く処理できる
  • バランスの調整具合で他EQの併用もあり
デメリット
  • 細かい調整ができない
  • ジャンルによっては向き不向きがある

細かいパラメーター調整がないためピーキングやシェルビングでしっかり音作りしたいときや、倍音を増やしたいときなどEQ処理のイメージが明確にある場合には併用が必要になってきます。

Smart:EQほど機能はありませんが、細かい調整が苦手な人にとっては非常にありがたい操作性になっています。

とにかく良い音になるための操作が簡単すぎる。

まとめ

AIサポートのプラグインはどれも高価なものが多いですが、「Pure」シリーズは低価格で買えるので入門に最適ですね!

この価格帯で動的な処理もできるオートEQは他にないんじゃないでしょうか。

ぜひオートEQを検討してるひとは使ってみてください!

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