・たくさん練習してるのにギターがなかなか上手くならない
・初心者で練習方法がいまいちわからない
・ギターが上手くなる効率の良い練習方法が知りたい
ギターが上手くならない原因はやる気・モチベーションが足りないだとか練習量が足りてないだとか言いますが、ギターが好きで楽しく練習してる人にそんな根性論を言われても改善が難しいかと思います。
シンプルにやる気・モチベーションが上がらないひとにはこちらの記事をどうぞ。
参考記事:ギターのモチベーション・やる気が上がるたった4つの心理テクニック
今回はギターのレッスンなどで初心者に教えたときに上達の早い人に共通する練習方法と上達に悩んでいる人がやっていないことをご紹介したいと思います。
ギター歴11年の僕自身がこの練習をしていてよかったことや初心者だった頃の自分に伝えたいことでもあります。
初心者じゃなければ知らないとは言えない内容なのでぜひチェックしてみてください。
- 基本的な練習方法がしっかり身につく
- 練習に夢中だと気づきにくい盲点に気がつく
- 継続することで確実に上手くなる
足でリズムを取る
ギターで一番大切なのは「リズム」です。
すごいフレーズができるのになぜか上手く見えない人はいますが、リズムが完璧で下手なんて人はいないと思いませんか?
リズムを安定させるにはメトロノームを使って体にリズムを叩きこむしかありません。
練習に必死になって曲を弾いているときや基礎練習中に足でリズムを取れていないことがよくあります。
必ず足でリズムを取るようにしましょう。
本当は体全体でリズムを取る方が良いですが、足でリズムを取る場合はつま先よりもかかとの方が疲れない上に体にリズムが伝わりすいのでおすすめです。
必ずメトロノームを使う
できないフレーズや弾き方を練習する時に面倒でメトロノームを使わない人は多いと思いますが、絶対にメトロノームを使う習慣をつけた方が良いです。
できるテンポから段々テンポを上げれば必ず綺麗に弾けるようになります。
かなり効率の良い練習方法なので上達も早くなるはずです。
メトロノームはアプリでもあるのでダウンロードしておきましょう。
- Smart Metronome & Tuner:iPhone用。チューナー付き。
- メトロノームのビート:Android用。僕も使ってますがシンプルでとても使いやすいです。
指をしっかり立てる
コードでも単音弾きでも同じですが、指をしっかり立てないと違う弦を押さえて鳴らしてしまったり
隣接した鳴らすべき音を鳴らせなかったりします。
隣の弦や鳴らしてはいけない弦をミュートするときには寝かせますが、意図がない限り絶対にしっかり指を立てましょう。
Fコードに苦戦する原因
多くの人が苦戦するFやBなどのセーハを使うコードでは指を立てるのが難しく変な力が入ってしまいます。
指をしっかり立てれば余計な力がかかりにくく押さえやすくなります。
また、指が立てにくい場合には親指の位置を下げましょう。
フレットの近くを押さえる
これもコードでも単音引きでも同じです。
コードを鳴らしてうまく綺麗にならない人は押える力が足りないことよりも押さえている指の位置が良くないことが多いです。
フレットの近くで押さえないと弦が他のフレットに当たったりしてビビってしまいます。
弦高とネックの反りに注意
フレットと弦の感覚(弦高)が狭かったりネックが反っていると弦がバチバチとビビってしまいうまく鳴りません。
ギターは木材なので特に湿度に影響を受けやすく、定期的にメンテナンスをしないとまともに弾けないほど悪い状態になることもあるのでしっかりとチェックしておきましょう。
特に何年も放置していた古いギターや初心者セットのギターは各部位がすぐに悪化するので要注意です。
基本的なメンテナンスは自分で覚えた方が良いですが、よくわからない場合は楽器屋さんに持っていって教えてもらうと良いです。
余計な音を鳴らさない
ギターの難しさは音を出すことよりもいらない音を出さないことにあります。
どんな練習でも余計な音を鳴らさないように注意しながら弾く必要があります。
ミュートの練習
指を立てるのは基本ですが、場合によっては寝かせたり指先を隣の弦に触れてミュートすることも必要です。
ミュートは左手だけでなく右手も重要でほとんどの場合右手でミュートする機会が多いと思います。
ミュートがうまくできない、右手が安定しないから他の弦を弾いてしまうという人はまずブリッジミュートを覚えましょう。
参考記事:ギターの基本!失敗しないブリッジミュートのコツ5つ
アンプを繋ぐ
練習の際には必ずアンプを繋いで練習しましょう。
アンプを繋げば余計な音が出やすくなります。
歪ませれば誤魔化しが利くという人もいますが、余計な音がかなり出やすくなるのでアンプのゲインやオーバードライブ・ディストーションなどのエフェクターを使って歪ませて練習するのがおすすめです。
大きな音が鳴らせない人はマルチエフェクターにイヤホンやヘッドホンを挿して練習しましょう。
参考記事:【初心者必見】後悔しないマルチエフェクターの選び方とおすすめ機種
親指の位置を変える
何度やってもうまく弾けない、鳴らない、余計な音が鳴るという人がよく見落としているのが親指です。
独学だと長年気づかない人も多いです。
ポジション移動やコードチェンジなどで親指をそのままにしている人は悪い癖が付いています。
実はチョーキングなどで支点にしない限り親指はほとんど必要ないので親指は添えるだけで自由に動けなけいといけません。
ロックフォームとクラシックフォームの切り替え
ネックの握り方には親指を突き出して握りこみながら弾くロックフォーム(ウェスタングリップ)とクラシックフォーム(クラシックグリップ)の2種類があります。
これは基本的にはどちらか一方ではなく使い分けて使用します。
ロックフォームでは親指を支点としたチョーキング・ビブラートといったテクニックが使いやすく、クラシックフォームではコードや指を大きく広げたストレッチフレーズなどに適しています。
この使い分けは初心者には大きな壁ですが、できるまで意識して練習しないと自然と身に付かないので絶対に覚えておきましょう。
親指の位置については以下の記事でも細かく解説しています。
関連記事:音が出ない?ギターのハンマリング・プリングが上達するコツ5つ
ストロークとピッキングの角度を意識する
腕の振り方やピッキングは初心者のうちに意識しておかないといつまでも初心者に見えてしまう原因になります。
録画するとわかりやすいと思いますが、肘から先がガチガチに固まってませんか?
また、ピックが弦に押し負けて弦を弾ききった後にピックが上を向いていませんか?
脱力する
ギターで2番目に大切なのが「脱力」です。1番は初めに言ったのでわかりますよね。
ストロークのコツは腕全体をピックを持った指先までムチで叩くようにスナップさせることです。
そして同時に手首も回転させて、勢いよく弦を弾き抜きます。
なので弾き抜いたあとピックの向きは下向きになるはずです。
ピッキングについては以下の記事で詳しく解説していますので参考にしてみてください。
参考記事:ギターの単音弾き・ピッキングが安定する右手の練習方法4つ【知らないとうまくならない】
鼻歌を弾く
鼻歌はアドリブの上達や耳コピの練習に最適です。
救急車の音を弾いてくださいと言えば初心者でも弾けると思います。
ではなぜ弾けると思いますか?
それは鼻歌で歌えるからです。もちろん口笛でも良いです。
鼻歌で歌えるということは頭の中でメロディのイメージができているからです。
鼻歌を弾くことは自分がイメージした音弾く練習や音感のトレーニングになります。
メロディを覚える(イメージトレーニング)
好きな曲や弾きたい曲の部分を鼻歌や口笛で吹けるようにしましょう。
ただメロディを覚えるだけでなくリズム・ダイナミクス(抑揚)も意識します。
どのタイミングで音が変わるのかをしっかり記憶することでリズム感も鍛えられます。
抑揚を意識すればただ弾くだけでなく、スライドやビブラートを自然に入れられるようになります。
ギターがなくてもイメージトレーニングでもかなり練習になります。
関連記事:ギターなしでも練習できる!左手の運指におすすめの練習方法4つ
曲全体の雰囲気で抑揚をつける
先ほども触れましたが抑揚を意識していますか?
ある程度弾ける人でも何も意識していない人は多いですが、これができる人とできない人では大きな差が生まれます。
TAB譜に頼りすぎない
TAB譜には通常の五線譜と違ってフォルティッシモやピアニッシモなど強弱についてはほぼ書かれていません。
強弱は通常の譜面にはあるので音楽的に抑揚をつけることは基本中の基本で常識です。
また、弾き方についても細かい部分は表記できないことが多いのでしっかりと聴きこんで自分で再現することが大切です。
コードチェンジなどでも譜面通りではうまくできないこともあります。
関連記事:ギターのコードチェンジに失敗しない4つの方法【たった1日で覚えられる】
まとめ
いかがでしょうか全部知っていましたか?
これまで紹介した全てを意識していたとしても上手くできないと悩んでしまう人はギター教室などで相談してみましょう。
直接ギター教室に行かなくてもオンラインレッスンが無料で受けられるので効率よく成長したい人におすすめです。
参考記事:ギターのオンラインレッスンにおすすめの教室3選【徹底比較】
いろんな教室で無料体験すればずっと無料ですね( ´艸`)
他にもギターの上達に関する記事はあるのでぜひ一緒に参考にしてみてください!
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